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お話会、いってきました。
「サティシュ・クマール with 辻信一 今、ここにある未来」上映会+講演会――3・11後の大転換を考える――行ってきました。
こういった講演会に行って、これほど内容のすべてに意見の相違がなかったことも珍しい。
腑に落ちないという箇所も、少しの違和感を感じるところもなかった。
サティシュの言葉は、まったくシンプルだった。ゆえに誰にでもわかりやすく、そしておどろくほど明確だった。決して難しい言葉や、抽象的で難解な言い回しはしない。本当にシンプルなフレーズで、物事の本質を明らかにしてくれる。
それはとても誠意的で、聞く人を励ます、降り注ぐような力を伴っていた。
質問時間でも、会場はなにか日溜まりのようだった。質問者の、感想とも、意見とも、質問ともわからない思い思いの、自分自身の言葉によって伝えられた問いに対しても同様だった。会場のお客さんもみんなそれを楽しむように、あたたかく見守っていた。貴重なサティシュとの対話の時間に身を委ねていた。こんな風に未来も決められたらいいと思った。いや、将来の議会はこんな風なのかも知れない。
3.11以降、エネルギーのことが話題になっている。サティシュは言った。みんなエネルギーと言えば石油とか、電気、原発のことを思い浮かべる。しかし本当のエネルギーとは、太陽と水や空気や土やそれらが育むもの、風や波といった太陽の放射エネルギーが変化したもの、そして人間自身とすべての植物と動物のことだと。それらは無限のもので、また無償で与えられているものだと。
また、歩くことは巡礼だと言った。目的もなく歩くことが巡礼だと。歩きながら、景色を見、音を聞き、においを感じることが人生の目的なんだ、結果はなく、すべてはプロセスしか存在しないじゃないかと。現代社会は目的と結果を数量化し、ありもしない不安をねつ造して背負わせてしまった。その結果がニューヨークやロンドン、東京のような大都市だ。この会場には窓が一つもない。この建物の設計者は太陽を取り入れる代わりに、石油や電気を使うことのほうがすばらしいと考えた。都会は自慢する、「どうだすごいだろう!人間はこんなに電気や石油を使っているぞ!」と。
今、自分たちに求められているのは、この苦難をチャンスととらえることだ。これは転換期なんだと。すべての命が終わるように、物質文明もいずれ終わりを迎える。この経済システムが破綻しても本当は困らない。自然の経済は無限だ。若い設計者はこの間違った古いシステムを新しくデザインしなおすべきだと。主人は人間で、システムは召使いのようなものだ。システムが人間を強制するなんてとんでもない。
アートは特別な才能ではない。すべての人が特別なアーティストだ。生活そのものがアートだ。そしてこの会場にいるすべての人に偉大なリーダーの素質が宿っている。この社会を変えるのはそこにいるあなただ。ではどうすればいいか?それは生活を変えることだ。あなた自身が望むべき世界を望むように実行すればいい。そしてそれを仲間に伝えるのだ。ガンジーもそうやって始めた。それは光となって人々をつないでいくだろう。そしてそれは大きな流れとなり、偉大なリーダーとなっていったのだ。
望まないことをやめ、望むことをすることだ。
・・・
(じゃん)
じゃんじゃん
返信削除む?
これはむーちゃんじゃないって、すぐに分かったわ〜
すんばらしいお話会やったんやね!
聞きたかったわ!
★ちびちゃん
返信削除わかるやろー。
ひでこのやつも、一緒くらい、
うちには明確だ!
かたいもんー。