美山に福島の子どもたちを招待するので、
おいしいゴハンとおやつを作ってもらえませんか?
と、声をかけてもらいました。
なんでも、少し障害があったり、
虐待されて親と一緒に住むことができない
子どもたちのいる施設と知り合いになったと。
そのなかでも、都合が合わず、夏休みも親元に
帰れない子どもたちが9人、美山に遊びにやってくると。
そんな子どもたちの身に、放射能の心配までのっかかるなんて。
(施設は原発から30キロぎりぎりのところにある。)
複雑な思いでいっぱいになりながら、できることを
やらせてもらうことにした。
普段は、いわゆる、ふつうのゴハンを食べている
子どもたちが、綾部の若杉ばあちゃんの料理教室に
参加し、こちらにいるあいだは、玄米を食し、
穀物菜食をする。味噌や梅干を毎日いただき、
おくどさんで玄米を炊き、少しでも排毒する術を・・・
というココロミ。
子どもたちが喜ぶメニューを
わたしなりに考えてみました。
◆お山のばんごはん◆
・玄米ご飯
・わかめとタマネギのお味噌汁
・玄米おこげあんかけ
・なすびの炊いたん
・じゃがいもとししとう炒め
・きゅうりと海藻の梅肉和え
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
こどもたちは、
「ごま塩おいしー」
「この、きゅうりのサラダ、むちゃ好きです」
など、うれしい言葉をきかせてくれた。
小さい梅干だったけど、10個も食べてる子供もいた。
おくどさんで炊いたゴハンもおいしく、
お皿にのったおかずが少しずつ、へっていくのがうれしかった。
4泊のうち、1泊しかお手伝いできなかったけど、
スタッフの方が多いやん!
食材、むちゃ集まってるやん!!
というくらい、みんなのキモチが集まっていて、
感動した。そこに、加えてもらって、
主催のMさん、ありがとうございました!!
場所の提供は、美山のF&Bさん。
F&Bを管理している方は、かやぶき職人でもある。
その職人さんにおくどさんの扱い方を
教わっているときに、ポツリとおっしゃった。
「おくどさんは、今で言う『システムキッチン』や。
出始めたときは、こんな便利な物が!っていう感じやったんやろなー。」
近所には、おくどさんで「わら」だけでお米を炊いていたという
スーパーおばあちゃんがいるらしい。。。
また、おじゃましたい、ステキなおうちでした。
こどもたち、今ごろ福島かな〜。
また、元気な姿に会えるといいな。
◎おまけ◎
じつは、ひとりで、お手伝いにいきました。
ばんごはん担当ということで、いとをおぶってでは
仕事にならんかも。。。と思い、
これをきに断乳しました。
8月の満月の夜に。
お月さまとお話ししながら、
町内をぐるり。
月明かりにてらされて、
てくてく歩きました。
わー、ステキ。。という感じですが、
ちょうど足元に、まむしがとぐろを巻いていて、
ギョッ!となりました。
足元を見ず歩いていたら・・・。
真っ暗な夜だったら・・・。
と思うと恐ろしく、野生の勘か、
満月の夜に決行してよかったと思いました。
どちらかというと、子どものほうがあっさりしていて、
ハハの方が、まだすってほしかった・・・、と
未練いっぱいです。